2024年にUDC講座を受講・更新完了したUDコーディネーターの皆さまへ
今年も更新講座の時期がやってまいりました。UDコーディネーターの基本を振り返るとともに、みなさまのUDコーディネーターとしての素晴らしい活動をご紹介していきたいと思います。
更新講座について
準2級以上の有資格者には、年1回当機構から「更新講座(無料)のご案内メール」をお送りいたします。
案内に沿って受講を完了し、課題を提出することで「更新」が完了します。
期限までに課題の提出がなければ「更新」できません。 再度、「検定試験」を受験していただきます。
ただし、事務局がやむを得ないと認める事情等がある場合は、提出期限を延長させていただきますので、事務局までお知らせください。
更新講座の目的について
UDコーディネーターとして、学んだ知識を活用し、資格を有効に活用していただくこと!
知識は使わないと錆びます。UDコーディネーターのスキルを日々、活用している人もしていない人も、学んだ知識をいつでも活用できるために適期的なメンテナンスを行いましょう!
受講の対象者
下記のいずれかに該当する有資格者。
- 「更新講座2023年度」を受講し、課題を提出し更新完了した有資格者
- 2024年1月~12月に準2級または2級講座を受講・修了し、その後資格試験に合格した有資格者
- 上記のうち、2025年6月末までに上級を受講した場合は、2024年度の更新は免除となります
- 例)2024年に準2級を取得し、2025年3月に2級を受講開始した場合は、「更新講座2024年度」の更新は免除になります。
- 例)2024年9月〜2025年2月まで2級講座を受講し、その後2級を取得した場合は「更新講座2024年度」の更新は免除になります。
2026年の6月以降に「更新講座のお知らせ」が登録メールアドレスに届きます。
受講の概要
受講から資格更新までの流れ
- 【受講】このページの「更新講座カリキュラム」をお読みいただくことで受講となります。
- 【課題】課題を提出してください。課題は「更新講座2024年度課題提出フォーム」をご利用いただくか、メール・ファックスによる提出も可能です。
- 【更新】課題提出後、「資格更新完了の連絡」メールが、登録したメールアドレスに配信されます。この連絡にて、資格更新が完了します。
更新の証明書について
更新完了の証明書が必要な場合は「資格更新完了の連絡」メールを印刷してご利用ください。
また、会社規定の「証明書」等の提出が必要な場合や、当機構が発行する「資格取得確認書」の発行をご希望の場合は、事務局までお知らせください。PDFをメール送付する場合は無料、書面の発送をご希望の場合は手数料550円がかかります。
更新講座カリキュラム
<復習>UDコーディネーターの基本
ユニバーサルデザインコーディネーターが身につける力
ユニバーサルデザインコーディネーター講習で身につける2つの力
1. 体系的知識
一部の人にとっての問題解消に留まらず、芋づる式により多くの人の問題を解消できる
2. UDコーディネーター視点
利用者と提供者のギャップを解消するスキル
講義で学んだ多様性対応スキルを錆び付かせることなく、磨き続けるために更新課題に取り組んでください。
重要なのは、やり方ではなく、考え方!
多様性対応には、やさしさや思いやりではなく、体系的な正しい知識を身に付ける!
学んだ知識は、使わないとさびる!継続は力なり!
U Dコーディネーターは「人の障がいや特性に起因する問題」を解決するプロ!
ユニバーサルデザインコーディネーター教育とは
「ユニバーサルデザインコーディネーター教育プログラム」は、一個人や一企業では網羅しきれない、幅広いユニバーサルデザインの知識を体系立て、効率よく学んで頂くことを目指し開発された教育プログラムです。
ユニバーサルデザインコーディネーター教育プログラムを学習した有資格者たちは、人を差別しない商品やサービスづくりにおいて、ユニバーサルデザインコーディネート理論の知識とスキルを用いることで、利用者にも提供者にもダイレクトな効果が期待出来るように具体的な工夫ややり方をレベルアップする役割を担うプロフェッショナルとして活躍することを期待されています。
ジツケンの活動報告(2024年度実施)
今年(2025年)も更新講座の時期がやってまいりました。
昨年(2024年1月から12月まで)の一年間、UDコーディネーター講座で学んだ知識を使って活動した内容を更新課題として提出してください。
UDコーディネーター資格は、「提供者向けのUDを学んだ証」です
復習もかねて伝えますが、「提供者向けのUD」と「利用者向けのUD」の知識や技術は別のものになります。
例えば、障害者差別解消法の研修の場合、「利用者向けの視点」では、目的は共生社会の実現に向けての障害を理由とする差別の解消を促進することで、法律や制度、対象、合理的配慮の意味を理解する教育がメインです。
「提供者向けの視点」では、目的は、提供者として法令を遵守すること、自分たちの現在の業務で課題や問題、リスクがないかを確認できるだけの知識の習得、課題がある場合には、企業として対策や合理的配慮の方針を決めること、さらに経済効果への影響も含めた仕組みづくりが必要です。
提供者が利用者向けレベルの知識で、取り組みを行ってしまうと、実際の現場では、「思いやりややさしさ」などソフト面だけで対応しきれない問題に対して、訴訟や炎上リスクが等が増加し、企業の信用問題に影響するからです。
研修で、いつも伝えていますが、「思いやり・やさしさ」という言葉や気持ちが先行して、知識や技術を中途半端にしか学ばず、他社事例や書籍、ウェブの情報だけを使って提供した結果、多くの利用者が「善意のリスク」にさらされてきました。だからこそ、善意のリスクを排除する力をしっかり継続して磨いてください。
実利用者研究機構(ジツケン)CEO
岡村正昭

2024年のジツケンの主な活動(2024年1月〜2024年12月実施)
2024年1月から12月までの主な活動として、多くの企業や自治体の方々を一緒に活動させていただきました。
- 研修・セミナー・講演・協力
- 環境省さま:UD研修
- 中部国際空港株式会社さま:UD研修
- 新宿区さま:職員向けUD研修
- 八王子市立由木中学校さま:教職員向けUD研修
- 施設管理者さま:定期研修(東京、福岡)
- 某テレビ局制作会社さま:年間定期研修
- 某銀行さま:社員研修(東京、大阪)
- 某コンビニさま:社員研修
- 調査・監修・コンサル・アドバイザリー・執筆
- 厚生労働省さま:広報検討委員会 委員
- 新宿区さま:UDまちづくり協議会委員と相談員、「新宿区UDまちづくりニュースレター」執筆・監修
- 某テレビ局グループさま:障害者差別解消法研修、アドバイザリー
- 某銀行さま:制作物、帳票、サービス、コールセンター、ウェブ、アプリ含めたトータルアドバイザリー
- 某銀行さま:アプリ開発監修
- 某プロダクト会社さま:年間研修、製品開発改善アドバイザリー
- 某生命保険会社さま:調査改善アドバイザリー
- 高校受験用参考書:監修
- 児童向け書籍:監修
- 某企業さま:新規事業アドバイザリー
- 実利利用者UD認証
- 東京海上日動あんしん生命保険株式会社さま:実利用者UD認証取得
- 実利用者UD認証説明会の実施
- 教育関連
- 訪問学習の受入れ
- UDコーディネーター認定校での3級講座
- 3級、準2級、2級UDコーディネーター講座・資格検定の実施
など
最近の活動とこれからのこと
ジツケンは、障害者差別解消法が改正され「義務化」になる以前から、多くの企業から、ご相談を受け、研修、社内体制づくりのアドバイザリーなどを実施してきました。
この法律の対象となる提供者は、企業、団体、店舗、個人事業主だけでなく、ボランティア活動をするグループなども含まれますので、ほぼすべての提供者が対象となります。
UDコーディネーターは、「人の障がいや特性に起因する問題を解決するプロ」です。
「体系的な多様性の知識に基づく配慮」と「企業の経済効果やリスク回避」をバランスよくコーディネートするためには、色、フォント、ガイドラインやマニュアルなどの「やり方」では対応が難しくなっています。
現場のUDコーディネーターが「実利用者の特性と課題を分析して、部分最適ではなく全体最適の視点で、利用者と提供者の両方に魅力的な解決方法を提供する考え方」を引き続き、実践して、さらに多様性が増えていく社会の問題解決の見本になるようにスキルを磨き続けていただきたいと思います。
UDコーディネーターの活動報告(2023年更新講座の課題)
更新講座2023年の課題から、UDコーディネーターのみなさんが「UDコーディネート」にチャレンジした事例をご紹介。
「仕事」での優秀なコーディネートをご紹介
「生活」での優秀なコーディネートをご紹介
更新講座の課題を提出
この1年間のUDコーディネーターとしての活動事例をお知らせください。
ちょっとした事でもプロジェクトでも構いません。これから実施される活動でも可能です。
課題提出期限までに実施した活動や気づきをご報告ください。(500字程度)
- 優秀な課題は他の受講生にご紹介させていただく場合がございます。その際に、掲載確認のご連絡はいたしませんので、掲載不可の場合はあらかじめ「不可」とご連絡ください。
- 特定の商品名や企業名などは削除して掲載させていただく可能性がございます。
「更新講座2024年度」の課題の提出方法
下記の【課題の提出方法】をご確認の上、提出期限までに課題を提出してください。
期限までに課題の提出がなければ「更新」できません。 再度、「検定試験」を受験していただきます。
課題の提出方法
「更新講座2024年度」の課題の提出方法
「更新講座2024年度課題提出フォーム」にご記入の上送信してください。
または、フォームをご利用いただけない場合は、メール・ファックスにて必要事項をご記入の上、提出してください。
→メール・ファックスの場合の提出方法をみる
【注意】記入中にエラーになる可能性がございます。予めメモなどにまとめてからご記入をお願いします。また、課題は500文字程度を推奨しておりますが、長文になる場合、途中で文字が切れて送信できない可能性がございますので、メールで提出をお願いします。
更新講座2024年度課題提出フォーム
メール・ファックスの場合の提出方法
メール・ファックスにて提出の場合は、下記の必要事項をご記入の上、提出してください。
宛先メールドレス:info@ud-web.com ファックス:03-6685-7443
【件名】UDC更新講座2024年度 課題
【本文】
◾️お手続する有資格者情報
・お名前(漢字) (必須):
・お名前(ふりがな) (必須):
・メールアドレス (必須):
・会社名(団体・学校):
・業種 (必須):
・お持ちのUDC資格 (必須):
・認定番号:
◾️この1年間のコーディネーターとしての活動報告をお知らせください。(1件は必須)
・課題の掲載 (必須):可 or 不可
・活動報告1(必須):
タイトル:
内容1(500字程度)(必須):
・活動報告2:
タイトル:
内容2(500字程度):
◾️その他、登録情報に変更がある場合はご記入ください
・変更して登録するメールアドレス:
・変更して登録する住所:
・変更して登録するお電話番号:
・その他変更する内容:
よくある質問
お問合せ
UDコーディネーター更新講座 事務局
・実利用者研究機構 担当:岡村(オカムラ)
・連絡先:TEL03-6666-8925 FAX03-6685-7443
・メールアドレス:info@ud-web.com