UDコーディネーター更新講座2022年度

UDコーディネーターの皆さまへ 

2022年の一年間も様々な出来事がありました。コロナ禍の影響による新しい働き方は、これまでの「職場、学校には移動するがあたりまえ」、「直接、顔を合わしてコミュニケーションを取るのがあたりまえ」など、多くの「あたりまえ」に変化をもたらしました。

UDコーディネーター講習では、変化に対応するために必要なのは、やり方ではなく、様々なケースに応用が効く「考え方」だと伝え続けています。考え方がなければ、過去のやり方の踏襲、他社事例の参照、上司やクライアントの評価だけを気にする、など、ますます自分自身の考える力を使わなくなってしまい、さらに「やり方や手段」だけを求めるマイナスのスパイラルに陥ってしまいます。

UDコーディネーター更新講座の目的は、資格の更新よりも「スキルの更新」です。2022年の一年間、自分自身の業務やプライベートの活動の中で、実利用者の課題を分析して、改善方法を自分で考え、実際にコーディネートする「UDコーディネート」にチャレンジした事例を、ぜひ「自分の考える力」を成長し続けるために報告してください。

ジツケンは、「答えはいつも実利用者のそばにある」という言葉を忘れずに、引き続き、実利用者研究を進め、その知識やノウハウをUDコーディネーターに伝えていきます。

実利用者研究機構 岡村正昭

実利用者研究機構(ジツケン)岡村CEO
岡村正昭CEO

【復習】UDコーディネーターの基本

UDコーディネーター講習で身につけるのは、2つの力です。 

1. 体系的知識

一部の人にとっての問題解消に留まらず、芋づる式により多くの人の問題を解消できる

2. UDコーディネーター視点

善意のリスクを排除できる力

講義で学んだ多様性対応スキルを錆び付かせることなく、磨き続けるために更新課題に取り組んでください。

  • 重要なのは、やり方ではなく、考え方!
  • 多様性対応には、やさしさや思いやりではなく、体系的な正しい知識を身に付ける!
  • 学んだ知識は、使わないとさびる!継続は力なり!
  • U Dコーディネーターは「人の障がいや特性に起因する問題」を解決するプロ!

ユニバーサルデザインコーディネーター教育とは

「ユニバーサルデザインコーディネーター教育プログラム」は、一個人や一企業では網羅しきれない、幅広いユニバーサルデザインの知識を体系立て、効率よく学んで頂くことを目指し開発された教育プログラムです。
ユニバーサルデザインコーディネーター教育プログラムを学習した有資格者たちは、人を差別しない商品やサービスづくりにおいて、ユニバーサルデザインコーディネート理論の知識とスキルを用いることで、利用者にも提供者にもダイレクトな効果が期待出来るように具体的な工夫ややり方をレベルアップする役割を担うプロフェッショナルとして活躍することを期待されています。
(ユニバーサルデザインコーディネーター教育&試験サイト「ユニバーサルデザインコーディネーター教育について」より抜粋)

受講の概要

開催日時2023年7月3日(月)~2023年12月31日(日) 
受講方法このページに掲載中の活動報告を読み、指定された課題を提出する。
費用更新費用、UDコーディネーター更新講座の受講費用、ともに無料です。
受講対象準2級UDコーディネーター以上
→詳細は「更新講座」受講の対象者と流れでご確認ください
課題提出締切2023年12月31日(日)まで

受講から資格更新までの流れ

  1. 【受講】このページの「更新講座カリキュラム」をお読みいただくことで受講となります。
  2. 【課題】課題を提出してください。課題はこのページの最後にあるフォームを使う方法と、メールによる提出方法があります。
  3. 【更新】課題提出後、資格更新完了の連絡(メール)が来ます。この連絡にて、資格更新が完了します。

更新講座の目的について

UDコーディネーターとして、学んだ知識を活用し、資格を有効に活用していただくこと!
(知識は使わないと錆びます。UDコーディネーターのスキルを日々、活用している人もしていない人も、学んだ知識をいつでも活用できるために適期的なメンテナンスを行いましょう!)

更新講座カリキュラム

ジツケンの活動報告(2022年1月〜2022年12月実施)

良かったこと・成果

この一年間も自治体・省庁など様々な検討委員会で、有識者として委員に参加させていただきました。
どの委員会も「思いやりとやさしさで困っている人を助けようという考え方」ではなく、「実際の利用者の多様性をきちんと理解して、実際の利用状況を分析しながら、問題解決を実行していく提供者向けUDの考え方」に変わってきていると感じています。
提供者向けUDを学んだ証である「UDコーディネーター」の活躍が、今後も様々な分野で期待されていますので、知識はいつでも使えるように磨いておいてください。

全国のセミナーや講演、オンラインでの企業研修やユニバーサルデザインコーディネーター教育&資格検定を実施しました。

◆講演

<事例1>愛知県薬剤師会主催「調剤過誤対策研修会」にて当機構の岡村正昭CEOが講演

2022年11月20日(日)
一般社団法人愛知県薬剤師会主催の「調剤過誤対策研修会」にて、「調剤過誤対策におけるUDコーディネートの応用」について、当機構の岡村正昭CEOが講演しました。
詳細をみる(ジツケン活動報告)

◆UDコーディネーター講座・資格試験

全国のさまざまな企業さまで「UDコーディネーター講座・資格取得コース」が、従業員が取得する資格に推奨されており、オンラインで受講されています。

近年、従業員の自己研鑚を制度としてサポートしている企業さまのご受講は増えてきています。「UDコーディネーター講座・資格取得コース」は、さまざまな企業さまに取得を推奨されており、従業員のみなさまがご自分のご都合やペースに合わせてオンラインで受講されています。準2級以上のワークショップでは、「自社の商品や業務」をテーマに学習するため、「自社の商品や業務」に関する疑問点をその場で質問でき、『業務へ活かすためのアドバイス』を受けることができ、大変好評いただいています。
社内の『資格取得支援制度』、『社内教育制度』としてオンライン受講をご検討の担当者さまはご相談ください。

報告2

企業・行政へのコンサル指導・監修・調査、ユニバーサルデザインの情報のアドバイザリ・監修を実施しました。

◆行政支援

<事例1>令和4年度「誰もが気軽にスポーツに親しめる場づくり総合推進事業(スポーツ施設におけるユニバーサルデザイン化等推進事業)」指導助言のための検討委員に就任

当機構の横尾良笑理事長が、スポーツ庁の令和4年度「誰もが気軽にスポーツに親しめる場づくり総合推進事業(スポーツ施設におけるユニバーサルデザイン化等推進事業)」指導助言のための検討委員に就任しました。
詳細をみる(ジツケン活動報告)

<事例2>新宿区「ユニバーサルデザインまちづくり審議会」に委員として参加しています。

2020年度から、当機構の岡村正昭CEOが、新宿区「ユニバーサルデザインまちづくり審議会」に委員として参加しています。この審議会は、ユニバーサルデザインまちづくりを円滑に推進するため、「新宿区ユニバーサルデザインまちづくり条例」に基づき設置している附属機関です。2022年度も審議会に参加しました。

・2022年2月14日 第4回新宿区ユニバーサルデザインまちづくり審議会
・2022年4月21日 第5回新宿区ユニバーサルデザインまちづくり審議会
・2022年12月15日 第6回新宿区ユニバーサルデザインまちづくり審議会

関連サイト:新宿区「ユニバーサルデザインまちづくり審議会」(外部サイト)

<事例3>厚生労働省「年金広報検討会」に構成員として参加しています。

2019年から当機構の横尾良笑理事長が、厚生労働省「年金広報検討会」に構成員として参加しています。厚生労働省は、本事業で、「年金広報に関する各種事業」や「平均寿命の伸長化や働き方の多様化等を踏まえた今後の年金広報のあり方」等について、有識者からなる検討会を実施しています。2022年度も「年金広報検討会」に参加しました。

・2022年1月19日 第14回年金広報検討会
・2022年3月11日 第15回年金広報検討会
・2022年6月29日 第16回年金広報検討会

関連サイト:厚生労働省「年金広報検討会」(外部サイト)

◆執筆

<事例1>新宿区UDまちづくりニュースレター・第4号に、当機構の岡村CEOのコラムが掲載されました。

新宿区UDまちづくりニュースレター第4号に、当機構の岡村CEOのコラムが掲載されました。このニュースレターは、新宿区のユニバーサルデザインまちづくりに関する取組や区内のユニバーサルデザインに配慮した施設の紹介などを区民の方々に発信しています。
詳細をみる(ジツケン活動報告)

報告3

今年もジツケンの「実利用者ユニバーサルデザイン」認証の取得企業が増えました。新しい分野での認証も増えています。

<事例1>化粧品業界初!株式会社ファンケル化粧品「ビューティブーケ スキンケア」が「実利用者ユニバーサルデザイン」認証を取得。

ジツケンでは、株式会社ファンケル化粧品の「ビューティブーケ スキンケア」について、年齢を重ねることで生じる身体変化・行動特性への配慮を改善するために、実際の利用者に使ってもらい、その様子を提供者と一緒に検証して、見つかった課題をきちんと分析し改善を実施したことを確認し、認証したことをお知らせいたします。
詳細をみる(ジツケン活動報告)

<事例2>「実利用者ユニバーサルデザイン」認証を株式会社かんぽ生命保険「ご契約ハンドブック2022年度版」が取得。

株式会社かんぽ生命保険は、ご契約者様へ配布している「ご契約ハンドブック2022年度版」の「高齢者検証済ユニバーサルデザイン」認証マークを取得しましたのでお知らせいたします。
かんぽ生命保険は、2015年から毎年継続して「高齢者検証済ユニバーサルデザイン」認証マークを取得しています。
詳細をみる(実利用者UD認証サイトへ)

報告4

ジツケンの収益は、修学旅行や社会科見学の受け入れ、学校への出前授業、「ユニバーサルデザインコーディネーター(UDC)公認カリキュラム」の導入などの学校支援に活かされています。

実利用者研究機構では、小学校、中学校、高校、専門学校、短大、大学など様々な教育機関に対して、修学旅行の受け入れ、社会科見学の受け入れ、出前授業などをボランティアで行うほか、「ユニバーサルデザインコーディネーター(UDC)公認カリキュラム」導入を無料サポートしています。

◆出前授業

都立新宿山吹高校の高校生に向けて授業を行いました。

授業の様子が、新宿区UDまちづくりニュースレター・第6号に掲載されました。
関連サイト:新宿区UDまちづくりニュースレター・第6号

◆「ユニバーサルデザインコーディネーター(UDC)認定校制度」

「UDC公認カリキュラム」の申請が可能な教育機関の範囲を拡大しました!

ジツケンでは、学生が学校の授業を「ユニバーサルデザインコーディネーター(UDC)公認カリキュラム」として受講、修了後に「3級ユニバーサルデザインコーディネーター(UDC)検定試験」を受験、合格することによって資格を取得できる「ユニバーサルデザインコーディネーター(UDC)認定校制度」を用意しています。

申請が可能な教育機関
高等学校、短期大学、大学や専門学校、高等過程を開設する専修学校、またはこれと同等と判断された教育機関は、「UDC公式教育プログラム」のカリキュラム導入が可能です。
現在、「ユニバーサルデザインコーディネーター(UDC)公認カリキュラム」を導入している教育機関は、「認定教育機関一覧」の通りです。
「認定教育機関一覧」


更新講座の課題

この1年間のUDコーディネーターとしての活動事例をお知らせください。

ちょっとした事でもプロジェクトでも構いません。これから実施される活動でも可能です。
課題提出期限までに実施した活動や気づきをご報告ください。(500字程度)

  • 優秀な課題は他の受講生にご紹介させていただく場合がございます。
  • その場合は、掲載確認のご連絡はいたしませんので、掲載不可の場合はあらかじめご連絡ください。

何を書いて良いかわからない方は、こちらをご参考にしてください。

例えば、「2021年度更新講座の課題」では、このような報告がありました。 

 「更新講座2022年度」の課題の提出方法

【提出方法】下記フォームにご記入の上送信してください。
記入中にエラーになる可能性もございますので、予めメモなどにまとめてからご記入をおすすめします。
または、メール・ファックスにて必要事項をご記入の上、提出してください。

更新講座2022年度課題提出フォーム

    お持ちのUDC資格 (必須)


    -----------------
    この1年間のコーディネーターとしての活動報告をお知らせください。(1件は必須)

    課題の掲載 (必須 選択してください)

    ————- その他、登録情報に変更がある場合はご連絡ください ————-

    メール・ファックスの場合は、下記をご記入の上提出してください。

    メール:info@ud-web.com ファックス:03-6685-7443

    【件名】更新講座2022年度課題
    【本文】
    ・名前 漢字(カナ)※必須
    ・メールアドレス ※必須
    ・会社(学校)
    ・業種 ※必須
    ・お持ちのUDC資格 ※必須
    ・認定番号
    ・この1年間のコーディネーターとしての活動報告をお知らせください。(何件でも結構です。 )
    ・課題の掲載:可 or 不可
    ・活動報告1※必須
     タイトル「       」
     内容(500字程度)
    ・活動報告2
     タイトル「       」
     内容(500字程度)

    ————- その他、登録情報変更がある場合はご連絡ください ————-

    ・住所(変更の場合)
    ・電話番号(変更の場合)
    ・その他ご連絡事項 ※あればご記入ください