UDコーディネート事例(2019年度)

「仕事」での優秀なコーディネート事例

【仕事01】ゲームデザインの取扱説明書について

2級UDコーディネーター デザイン

現代は色んな短縮系の言葉が多くなっており、全ての人が理解できない場合がある為、年齢や性別を問わず誰にでも簡単に理解できる内容になるように工夫しています。特に人気のゲームの場合、略語が使用されることが頻繁にありますので、初めて行う人には理解できない場合が多くなります。年々、ゲームにおけるデザイン性の追求がハイレベルになっている為、操作なども難しくなってきています。
途中でゲームをやめて暫く期間を置いてから再開する際、ゲーム上でのキャラクターが技などのアクションを起こす際にどうやるのかを忘れてしまう場合も多々あります。ゲームが複雑化しているので、パッケージに含まれる冊子状の取扱説明書は簡単な(基本的な)操作性を記載し、ネット上でも見れる取扱説明書はかなり細かく記すようにしています。
ゲームが発売されると、ネットを介して色んな方の要望が見えてきますので、分かりにくい箇所はその都度説明を分かりやすくなるよう工夫しています。色を使い分けたり、フォントも読み易いものを使用したりしながら作成するようにしています。

【仕事02】小学校入学前の幼児とその保護者が通う教室においての活動

2級UDコーディネーター 教育・サービス

学年ごとの勉強会・講習会や保護者向けの催事がほぼ毎月のようにあり、それに伴う申し込みが頻繁に発生します。しかし、申し込み忘れや申し込み期限を守れない保護者が多く、どのようにしたらこのような状況を改善できるかを考えました。
 会員への情報提供は、要項を個人ファイルに入れることにより発信していますが、適切に伝わっていないケースが増えてきました。そこで、次の2つの方法をプラスで実施しました。

  1. 要項の紙面を縮小コピーしたものを、掲示物として貼り出しました。加えて学年ごとに色分けしたシールを貼り該当する学年を明確にしました。
  2. 会員向けのメール配信を定期的に実施し、該当する期間にどのような配布資料があったのか・提出の必要な催事の申し込み期限や申し込み方法・各種問い合わせ方法などを周知しました。

上記の方法を実施したところ、「掲示物にある要項をもらっていないようなのですが」「メールが届いたのですが、私は申込書を出していますか?」などの反応があり、今まで以上の意識付けができました。今後も職場のスタッフと意見を出し合いながら、環境の改善に努めたいと思います。   

【仕事03】納品先住所の入力間違いの改善

2級UDコーディネーター 住宅設備

社内の納品管理課や製造部門で、納品先住所の入力間違いがたびたびおこっていた。
ある日、納品先間違いで配送費用や相手先への納品遅れなどの迷惑をかけてしまった案件があった。原因は、以前からあった納品先住所の入力間違いである。
住所の入力は、派遣社員などの業務経験の浅い社員が行うケースが多く、この時期は以前の派遣社員が辞めて新しい派遣社員が入ったタイミングでもあった。
この対策としては、業務経験の浅い社員でも、入力間違いをしない方法を考えなければならない。
幸いこの業務の住所入力は、十人十色の末端ユーザーではなく、数十か所の決まった送り先となっていた。
しかし、似た社名、同じ社名でも住所が違うものなど、紛らわしいものが多い。業務指導の時に教えているが、うっかり間違えることもある。
そこで、数十か所の送り先リストをつくり、住所入力を辞め、プルダウンで選ぶだけの方式に変更しました。迷って選び間違いをしないよう、~の場合、などのコメントも入れた。
この方式にして半年程度経過しましたが、送り先入力の間違いは「0」になりました。

【仕事04】外国人オペレータ用に操作画面の改善

2級UDコーディネーター 製造業

日本語で会話は可能でも日本語の文字は読めない国内工場で働く外国人オペレータの方が機械の操作ができるように操作画面の日本語をローマ字(ヘボン式+長音記号)で表示した。
<現状の問題点>
厚生労働省から国内の外国人オペレータに対しても、安全確保に勤めるように指針があり、操作画面についても対応が必要だった。操作画面は各言語にも対応することが可能だが現状問題がある。

  • 国内だと日本語+英語で納品時に言語を2つ固定で決めるため、お客様で自由言語を選択することができない
  • 工場に数カ国のオペレータが同時に利用する
  • 管理者は日本人であるため、外国語の言葉は分からずボタン名称をオペレータの言語にすると情報伝達にミスが生じやすくなる。
  • オペレータの国籍は定期的に変わる場合があり、中には対応していない言語もある

<対応のメリット>
日本語を理解していることが前提だが、複数の外国人オペレータが同時に同じ画面で操作が可能となり、また日本人管理者が説明したボタンがどこにあるのかしっかり把握することができ操作ミスが減らし安全に機械を操作してもらえるようになる。

【仕事05】労働に関しての相談にて

準1級UDコーディネーター 教育・研究業

労働に関して相談を受けることがあります。
経営者から「繁忙期にも関わらず、保護者会などの家庭の用事で突然休みを取る従業員に困っている」という相談がありました。これは経営者側の視点での相談です。
休みを取る従業員はどのようなプロセスを踏んで休んでいるのか確認するようにアドバイスしました。その結果「何も考えずに突然休みを取っていると思っていたが、よく観察してみたら早めに仕事をすすめて、休んでも影響がないように整えてから休んでいることがわかってよかった」と報告を受けました。
「仕事を一人で抱え込んで大量の残業をして体を壊してしまう従業員にはどう対応したらよいか」と相談を受けました。
どうして仕事を抱え込んでしまうのか、面談をすることを勧めました。その際に、「大量残業を止めさせたい」と現象の解消だけにとらわれず、その従業員の思考プロセスを把握するようアドバイスしました。
もしかしたら、その従業員が自分の部下に仕事を振るのが不安で踏み出せないのかもしれない。その場合は、仕事の洗い出しと振れそうな仕事のピックアップを一緒にして、仕事を振っても大丈夫だという体験をさせてみる、といった対策方法があることを伝えました。
これらは、サービスを提供する側の概念モデルとサービスを受ける側の概念モデルの不一致が起こす問題を解決するプロセスと発想が同だと思います。こういった考え方ができるのも、コーディネータの勉強をしたことの成果だと思います。

【仕事06】歩行が不安定の利用者さんのスリッパ

2級UDコーディネーター

足の上がりが悪く、歩行が不安定の利用者さんがスリッパを着用していた。しかしスリッパでは軽すぎて脱ぎ履きに苦労し、また、転倒の不安がある。そこで、革靴のかかと部分を切り、スリッパのように作り替えた。
スリッポンとは違い、靴底のかかとはしっかりしているので安定的な重さがある。それによって脱ぎ履きの安定感が保たれた。
利用者さんも疲れにくいようでとても快適にされている。
また、見た目も普通の革靴のようなので、外出時にも革靴で出かけているように見え、利用者さんの気分が明るくなったように感じる。

【仕事07】職場のステーションの机の上の整理

2級UDコーディネーター 福祉

職場のステーションの机の上が、書類やファイル、ノート等で埋め尽くされていて、一言で表すなら『汚い』状態でした。
職員に、何度口頭で『使ったものは片付けるように』と注意しても直らず。ならば、片付ける場所をと思い、書類立てを用意しても直らず。机に、『使ったものは元に戻す』と張り紙をしても効果は無く。書類立てに、白地に黒文字のテープを貼ってみたものの、片付ける率が2割程上がったのみで、とても効果があったとは言い切れず。そこで、テープの色を黄色地へ変更してみたところ劇的に効果があり、今では書類やファイル等が散乱していることは無くなりました。
初めに、人に働きかけましたが変わらず。次に環境に働きかけ、少しづつ変化させていった事例だと感じました。

【仕事08】プロジェクトチームのコミュニケーション方法

準2級UDコーディネーター 情報

システム開発を行なっています。このたびプロジェクトチームにプログラマーとしてベトナムの方が加わることになりました。
彼らの日本語はごく簡単な日常会話ができる程度で、日本人スタッフとの意思疎通もなかなかスムーズにいかない状況でした。
また、プログラミングのベースとなる設計書も、社内のローカルルールや独特な言い回しによって難解なものになっており、我々日本人でも読解に慣れとコツを要する代物でした。ベトナムのメンバーはキツかったと思います。
全員がコミュニケーションについて何かしらのもどかしさを感じていました。
そこで対策です。
ベトナムの彼らは、簡単な日本語ならわかるので、様々な言葉を平易な日本語に言い換えて伝えるようにしました。
そして、”この言葉はこう言い換える”といった辞書のようなものを作り、プロジェクト内で整備・共有しています。プロジェクトの中での共通言語のようなものとなり、コミュニケーションに関するストレスが減りました。
設計書についても、記述方法や言い回しを見直しました。結果的に、ベトナムのメンバーはもちろん、日本人にも理解しやすいものとなり、仕様の認識間違いが減少、作業効率と品質アップにつながっています。

【仕事09】人事異動の時期の業務改善

2級UDコーディネーター 通信業

総括業務を担当しており、人事異動の時期には異動者、着任者のサポート業務で繁忙となる。TODOリストはあるものの最新化されておらず、また業務を担当して初めて迎えた定期人事の際に着任日に慌てて作業したことで、着任者に渡す資料の差し替えが発生し、余計な稼働を生じてしまった。
この反省を機に、着任前、着任後の業務内容、リミット、担当者を備忘録として一覧化し、担当内で共有し、業務に漏れがないようにした。一覧化することで、人事異動時期でも余裕をもって業務にあたることができている。また、不在時や異動時にも業務内容がわからず混乱することもなく、引継ぎもスムーズになる。
6月の人事異動時には4月の反省を踏まえ、スムーズに業務ができており、稼働時間も短縮された。

【仕事10】お土産品の陳列と店舗スタッフの在庫保管場所の工夫

準2級UDコーディネーター サービス業

空港にてお土産品の販売を行っています。たくさんのお客様が日々ご来店いただいております。たくさんのお客様がご利用しやすいように商品のくくりを、縦割り陳列へ変更いたしました。
以前はたくさんの種類の商品がありましたが、商品を集約することで陳列の工夫も可能となり、お客様にとって選びやすく、ご購入しやすい環境つくりの工夫を行っています。
工夫つくりを行うことで、他のスタッフにもユニバーサルデザインへの意識が高くなりました。
健常者のお客様、車いすのお客様、お子様にも手が届きやすくなったことで、笑顔が頂けることがとても喜びです。これもUDコーディネーターの学びがあったからです。
また、店舗スタッフの年齢層が幅広く、在庫保管場所が、がかがんで下に手を入れ引き出すタイプの引き出しの上部を手が入る大きさに切り抜くことを行いました。
切り抜いたことで、品出しや商品の補充がスムーズに行え、身体的にも負荷が軽減され、店舗スタッフより「使い勝手が良くなり、スムーズに品出しが行える」とお声をいただいています。

【仕事11】ドキュメントの作成支援

2級UDコーディネーター サービス業

私のこの1年の活動は、サービス商品を企画検討する部署に異動となり、ユニバーサルデザインコーディネーターの知識を活用して活動する機会がありました。
弊社は今まで商品視点の考え方で提供サービスを発案されてきましたが、企画の中でサービス利用するお客様の立場で考える「ユーザー視点」を意識する重要性を提言することで、今までに在り方を見直すきっかけとなっていると思います。
サービス内容としては、ドキュメントを作成支援するものがあり、提供先のクライアントや実際に利用される方々の「わかりやすさ」「使いやすさ」を想定したサービスになるように進めている状況です。例えば、利用シーンや利用目的を想定したレイアウトやカラーデザインを考慮した作成やポイントのご説明内容を検討しています。
私はサービス化した上で、実際に対応する方に対するサービス教育を実施する予定なのですが、その際にはサービス内容だけでなく、ユニバーサルデザインの考え方も含めてお伝えする予定です。お客様だけでなく社員の意識も普段から高めていきたいと考えています。

【仕事12】シニアの暮らしに関するユーザー調査

1級UDコーディネーター 製造業

シニアの暮らしに関するユーザー調査を実施しました。実際のお宅でのフィールド調査とインタビューを行い、生活の中での課題を調べていきました。
調査を進める中で見えてきたことは、様々な課題が単一的に発生しているのではなく複合的に積み重なり簡単には解決できない問題として存在していることでした。
例えば、収納の問題は単に散らかるといった片づけの問題だけではなく、家族との関係、いざという時の安心や安全、さらには認知的な課題など全体的に問題を捉える必要性を感じました。
これまでに学んだユニバーサルデザインコーディネーターとしての全体最適の視点を大事に、より深くヒトとコトを見ながら、これからも活動をしていきたいと思います。

「生活」での優秀なコーディネート事例

【生活01】『母の入浴のケア』

2級UDコーディネーター 商業デザイン

現在母は82才。79歳から要介護になりました。
母には一人でできることはしていただきたいし、自分でもしたいと思われます。
杖や手すりは用意してあるものの、普段は屋内では習慣的に杖手すりなしで、それ以外のところを支点に移動することが常です。いつも決まったところにあるタンスなど。それで安全であるならば、それでもよいと思います。
ただし日に日に衰えていくことを念頭に入れて距離感を考えなければいけないでしょう。
体の好不調もわかりやすいです。
入浴に関しては私も手伝うので、お互いストレスにならないようにしたいと思っています。私の付き添いは土日です。
お互い楽であるために一つ一つをルーティーンにして淡々とするようにしています。
冬は脱衣所にストーブを用意、浴槽の温度調節、入浴剤の選定、風呂場の床を温める、手すり以外に手をつきやすいところに物を配置、背中・頭を洗う、首のマッサージ、お茶菓子とドライヤーの用意、湯垢の掃除、着替えの時背中に保湿クリーム。できる範囲でこれらの作業の追加の調節。毎回やることを決めておくことで、母も安心。
毎回やることを淡々と進めることで、こちらもストレスにならないようになっています。

【生活02】出産、育児を通して新たな視点や気づきが得られた

2級UDコーディネーター

乳児にオールインワンを着せる時、股の下で沢山のスナップを留めるのだが、足をバタバタさせるこども相手に急いでスナップを留めていると、端でズレていることがよくあった。ところがあるメーカーのものは、真ん中のスナップが金色、それ以外は銀色で、間違えることなく留めることができストレスフリーで非常に感心したことを覚えている。おそらく担当者は子育て世代にヒヤリングし、些細なことと片付けないで商品作りに活かしてくれたのだと思う。小さなことで企業への信頼が増し好感度が上がることを実感した。自身の業務の中では、小さなことでも使いやすさ・わかりやすさを意識し、日々ユニバーサルデザインの考え方を実践できるよう努めている。

【生活03】ダイニングテーブルの買い替え

準2級UDコーディネーター フリーランス

我が家で使用しているダイニングテーブル。10年以上使用しているためか、足がぐらつくようになったので、買い換えることになりました。テーブル…とはいえ、我が家は座卓なので「ちゃぶ台」です。
一方、私の両親や主人の母親は、だんだん正座がつらくなり、椅子&テーブルでの生活をしています。
頻繁に遊びに来る親のニーズ(テーブルがいい)と、我が家のニーズ(座卓がいい)を叶える方法を考えた結果、「高さの変えられる昇降式テーブル」を購入することにしました。
さらに、夫の希望(丸い形がいい)も含めて探し始めたところ、なかなか見つからず。。。
結局、2年かけてようやく希望のものが見つかり、購入しました。
レバー操作一つで簡単に高さ調節できるので、親が遊びに来るときだけ高くして、帰ったらまた低くして使用しています。(高くしたときの椅子は、子ども達のおもちゃ箱(上から座れるタイプ)を臨時で使用しています)
高さ可変式のテーブルに買い替えたことで、みんながストレスなく、テーブルを使用できるようになりました。

【生活04】食前薬の飲み忘れ防止

準1級UDコーディネーター 印刷業

夫が飲んでいる薬の中に食前に飲むものが1つだけあるのですが、ほとんど食前に飲むことができずにいました。夫はテーブルの上にその薬を置きっぱなしにしておけば、忘れないというのですが、私はテーブルの上にはできるだけ物を置きたくない派なので、よく言い合いになっていました。ある時思いついて、食事の時に使うトレーに、「食前の薬を飲むこと」と、B6ぐらいの大きさの厚紙に書いておいておくことにしました。食卓についてごはんを食べようと自分のトレーを見ると、そのカードが目に入り食前の薬を飲むことができるようになりました。カードは食事がすんだらまた空のトレーの上においておくようにして使いまわしています。
夫は目薬も毎朝ささなくてはならないのですが、目薬は冷蔵庫に入れているため、これまた忘れがちでした。そこで、今度は自分で食後の薬の入っているカゴに、「目薬を差すこと」と書いたカードを入れて、目薬も毎日させるようになりました。

【生活05】片付けと掃除が苦手

2級UDコーディネーター 主婦

私は片付けと掃除が苦手で、朝時間をかけて部屋の片付けや掃除をしても寝る頃には元通り、という毎日でした。
なぜ出来ないのか、どうして散らかってしまうのかと考えたところ、収納に問題があると気付きました。
掃除道具を一ヶ所にまとめて収納していたので、どこの掃除をするのにもわざわざ掃除道具を取りに行く、しかしこれが面倒で掃除しようという気になれない。使い終わったものはしまうのが面倒で出しっぱなしでどんどん散らかっていく、という悪循環があったのです。
そこで掃除用具を使う場所ごとにかごに入れ、それぞれすぐ手の届く、しかし目線よりも上の場所に置くようにしました。
思い立ったらすぐ掃除ができ、使い終わったものはかごに入れるだけですっきり見えルので掃除も片付けも楽にできるようになりました。

【生活06】UDについて身近にも沢山あるのだと気付きました

準2級UDコーディネーター サービス業

私には、90歳を超える母がいます。身の回りの事は全て自分で出来るので、介護する事も無く、逆に子供孝行な親だなーと毎日感心しています。
とは言ってもやはり高齢なので、夜中トイレに行く時は薄暗い部屋で、スイッチを探す時など転ばないか常に心配です。何とか良い方法がないか考えた末、ドアノブと電気のスイッチに、夜中でも光る蛍光シールを貼って見たところ、暗い中でもとても分かりやすいと母からも「これは良い!」と喜んでもらいました。
UDについて、大きな事ばかり考えていましたが、身近にも沢山あるのだと気付きました。
先ずは小さな事から、そして周りの方にも役に立てるよう、意識を持って行動しようと思います。

【生活07】保育園の連絡ノートと書類置き場の改善

2級UDコーディネーター 技術管理

保育園からもらってきた書類を1箇所にまとめて保管していましたが、提出や対応し忘れそうになることが多かったので、複数ポケットがある壁掛けを用いて、
「連絡ノート(毎日記入が必要)」
「提出・対応が必要な書類」
「お知らせのみの書類」
と分けて保管するようにしました。
提出・対応済みの書類やお知らせのみで読んだ書類は別のところに保管することにし、この壁掛けに書類が残っていたら、“未対応や読んでいないものがある”ということが一目でわかるようになりました。

【生活08】家の中において改善したいと思う点

準2級UDコーディネーター 印刷業

新婚生活を始めましたところ、家の中において、改善したいと思う点が次々とでてきました。
住んでる区域と、その周辺の区域では出すゴミの日が違うため、A4サイズのプリントに区域名と1週間のゴミの分別日が書いてあるのですが、私だけでなく旦那にも出して欲しいため、キッチンのゴミ箱近くに見えるように置いておきました。しかし、まったく見てくれておらず、口頭で説明してみたのですが、改善されませんでした。そこで、区域名と1週間ゴミ出し日の表のところを蛍光ペンで囲み、見るべきところをわかりやすくしてみました。また、毎日絶対目にする冷蔵庫の扉にそのプリントを貼ってみたところ、前よりも気にしてくれるようになりました。それどころか、私が確認しきれていなかった段ボールの捨て方を、そのプリントに書いてある自治体へ問い合わせの電話を入れてくれました。
自分で改善したいと思っていた点だけでなく、他の人からみるとさらにいい面が発見されることがあるのだと勉強になりました。

【生活09】薬の飲み忘れ防止について

準1級UDコーディネーター サービス業

約一年ほど前から、毎日朝に薬を飲まなければならなくなりましたが、意識はしていたものの、間違いなく飲んだかどうかも忘れてしまうことが何度かありました。
毎日のことなので、確かに飲んだがそれが本日の朝だったのか、昨日だったのかもわからなくなってしまっていました。小分けにしてケースに入れたり、100円ショップでも販売しているような曜日が表示されている、ピルケースも使いましたが、出社や用事で家を出てしまうと、どうだったかなと思っても帰宅するまで飲んだかどうかもわからず、予備があったとしても、二重に飲むことは避けなければならないし、飲まないまま放置することもできず、やはり困っていました。
毎日のルーティンを何かと紐づけてしっかり確認できるようすることも考えましたが、もっと自然にわかる方法はないものかと考えました。
そこで意識せずわかる方法として試したことは、毎日飲む薬にサプリメントのビタミン剤を加えることでした。お酒もよく飲むため、以前からただ漠然とたまには飲んだ方が良いかなと、気が向いたときに総合ビタミン剤を飲んでいましたが、飲用したビタミンはその多くがすぐに体外に排出されることを利用し、同時に服用しても問題ないことを確認した上で、毎朝服用する薬と一緒に飲むことにました。普段からできるだけ水分を補給するようにもしていたため、比較的トイレに行く回数はもともと多かったのですが、その際に体内から排出されるビタミンによる色と香りでその朝に必要な薬を飲んでいたかどうかが意識せずわかるようになりました。