UDコーディネータ更新講座2019年度

UDコーディネーターの皆さまへ 

今年も更新講座の時期がやってまいりました。実利用者研究機構(ジツケン)の岡村です。 「令和」となって、初の「UDコーディネーター更新講座」です。

2019年は、各地で台風や豪雨などの災害が多く発生しました。
「非常時・災害時の多様性対応」は、自治体も民間企業もまだまだ対応が進んでいないのが現実です。利用者の多様性を学んだUDコーディネーターの活躍がますます期待されます。
また2019年は、ラグビーワールドカップが日本で開催されました。
日本チームのメンバーや、世界で活躍する日本人選手をみると、日本の多様性をさらに身近に感じる時代になってきました。
そして、今年は「東京2020オリンピック、パラリンピック」が開催されます。
海外のみならず、日本各地からも多くの人々が東京や試合会場に訪れます。前回の東京オリンピックは1964年に開催されたので、56年ぶりの開催です。当時11歳以上の方は、全員65歳以上の高齢者になっています。高齢者対応のみならず、多様な利用者の対応を実践するためには、「やさしさと思いやり」だけでなく、「知識と実践」が必要です。
本年も皆さまが学んだUDコーディネーターのスキルを磨いて、ぜひご活用ください!

【復習】UDコーディネーターの基本

 復習ですが、UDコーディネーター講習で身につけるのは、2つの力です。 

1.体系的知識
一部の人にとっての問題解消に留まらず、芋づる式により多くの人の問題を解消できる
2.UDC(ユニバーサルデザインコーディネーター)視点
善意のリスクを排除できる力

前回も受講生から、UDコーディネーター活動報告をたくさん頂きました。
講義で学んだ多様性対応スキルを錆び付かせることなく、磨き続けるために更新課題に取り組んでください!

・重要なのは、やり方ではなく、考え方!
・多様性対応には、やさしさや思いやりではなく、体系的な正しい知識を身に付ける!
・学んだ知識は、使わないとさびる!継続は力なり!
・UDコーディネーターは「人の障がいや特性に起因する問題」を解決するプロ!

ユニバーサルデザインコーディネーター教育プログラムは、一個人や一企業では網羅しきれない、幅広いユニバーサルデザインの知識を体系立て、効率よく学んで頂くことを目指し開発された教育プログラムです。
ユニバーサルデザインコーディネーター教育プログラムを学習した有資格者たちは、人を差別しない商品やサービスづくりにおいて、ユニバーサルデザインコーディネート理論の知識とスキルを用いることで、利用者にも提供者にもダイレクトな効果が期待出来るように具体的な工夫ややり方をレベルアップする役割を担うプロフェッショナルとして活躍することを期待されています。(ジツケン WEBサイトより抜粋)

受講の概要

開催日時2020年1月22日(水)~2020年6月30日(火)
受講方法このページに掲載中の活動報告を読み、指定された課題を提出する。
費用更新費用、UDコーディネーター更新講座の受講費用、ともに無料です。
受講資格準2級UDコーディネーター以上
課題提出締切2020年6月30日(火)まで

受講から資格更新までの流れ

  1. 【受講】このページの「更新講座カリキュラム」をお読みいただくことで受講となります。
  2. 【課題】課題を提出してください。課題はこのページの最後にあるフォームを使う方法と、メールによる提出方法があります。
  3. 【更新】課題提出後、資格更新完了の連絡(メール)が来ます。この連絡にて、資格更新が完了します。

更新講座の目的について

UDコーディネーターとして、学んだ知識を活用し、資格を有効に活用していただくこと!
(知識は使わないと錆びます。UDコーディネーターのスキルを日々、活用している人もしていない人も、学んだ知識をいつでも活用できるために適期的なメンテナンスを行いましょう!)

ジツケン事務局からの活動報告

活動報告メニュー(2018年7月〜2019年6月実施)

全国のセミナーやイベントでの講演、企業単位でのユニビズ特別研修やユニバーサルデザインコーディネーター教育&資格検定を実施しました。

【良かったこと・成果】

この事例に掲載していない研修も含め、今年も多くの企業と自治体の方々に研修を実施させていただきました。 
自分の業務や担当商品に、「UDコーディネート(問題解決と全体最適)」を実施するための考え方や実践方法を企業毎に合わせたテーマや内容で研修させていただきました。 
ジツケンの研修内容は、これまでの「実利用者行動観察調査や検証」により積み重ねてきた独自の研究成果を教えています。 
情報鮮度にこだわり、最新の企業や自治体の取り組みも含め、業務で活用できる知識を伝えることを引き続き、全国で実施していきます。 

◆講演

<事例1>経団連にて生活サービス委員会ユニバーサル社会部会で「ユニバーサル社会の実現に向けた経済界の貢献について聞く」講演を実施

2018年12月20日
経団連 生活サービス委員会ユニバーサル社会部会が開催され、当機構の岡村正昭CEO ならびにLIXILの星野亨マーケティングストラテジー統括部長が 、ユニバーサル社会実現に向けて取り組むべき事項等について講演を実施しました。

→ 詳細をみる(ジツケン活動報告) 

◆ユニビズ・UDコーディネーター集団研修

<事例1>HIRASAWA 3級UDコーディネーター講座+「フードグラフィックに関するUDコーディネートについて」の研修を実施

2018年10月10日
フードグラフィックに「UDコーディネート」の考え方を取り入れていくために、事例やワークショップを通じて、多様な利用者に「よりわかりやすく」、「より伝えたいことを伝えるため」の研修を実施しました。アレルギーも宗教も病気もダイエットも高齢者も乳児も「食」の対象者は多様です。多様な利用者が増えれば、当然、課題も発生します。食に関わるフードグラフィックも、ますます実利用者視点が求められていく分野になると思います。


報告2

企業へのコンサル指導・監修・調査、ユニバーサルデザインの情報のアドバイザリ・監修を実施しました。

【良かったこと・成果】

企業への監修・アドバイザリは、モノや制作物に限らず、実利用者の多様な利用状況が鍵となる対象物に対して、ジツケンの専門的知見からアドバイスや改善を行います。 
現場の皆さまと一緒にプロジェクトに参加して、目的に向かって新商品開発や改善を実施することはいつも刺激になります。

◆行政支援

<事例1>横尾良笑理事長、厚生労働省「年金広報検討会」構成員に就任

平成31年2月5日、実利用者機構(以下、ジツケン)の横尾良笑理事長が、厚生労働省「公的年金の分かりやすい情報発信モデル事業検討会」に引き続き、「第1回 年金広報検討会」の構成員に就任しました。

→ 詳細をみる(ジツケン活動報告)

◆企業へのコンサル指導・監修・調査

<事例1>東京ガスのイベントでのユニバーサルデザイン監修+イベント運営スタッフ向けユニバーサルデザイン研修

2018年10月27日、 28日
東京ガスのイベントでのユニバーサルデザインの監修をしました。 東京ガスさまは、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて、「ユニバーサル社会」の実現に向けたイベントの実施に取り組んでいます。イベントには、乳児から高齢者まで、様々な方が参加されます。多様性対応のスキルをさらに向上して、安心安全なイベント運営を実現するためにイベント運営の監修を実施しました。

<事例2>某製薬会社のパッケージおよび添付文書監修

薬は、多くの方々がその恩恵を受けていると思います。社会的な問題としては「誤飲」や「誤使用」などありますが、今回は、「より使いやすく、よりわかりやすく、よりお客さまの満足度を向上する」ためにパッケージや添付文書の改善を実施する監修業務を行いました。


報告3

今年もさらにジツケンの「実利用者ユニバーサルデザイン」認証の取得企業が増えました。

【良かったこと・成果】

今年も新規だけでなく、2回目や、同じ企業の違う対象物で「実利用者UD認証」を取得された企業がありました。
特に保険・金融業界は、フィディーシャリー・デューティ(顧客本位の業務運営)の実現に向けて、この認証制度にチャレンジする企業が増えています。
誰のために『わかりやすくするのか?』
何のために『使いやすくするのか?』
引き続き、実利用者視点を意識して、実際の利用者を観察し、モノづくりを向上することにチャレンジする企業をお待ちしております。

<事例1>三井住友海上火災保険株式会社は「実利用者ユニバーサルデザイン」認証において、家庭用自動車総合保険「GKクルマの保険」(2019年1月改定版)のパンフレットについて、損害保険業界では初めて「実利用者検証済ユニバーサルデザイン」認証マークを取得しました。

評価のポイント

今回の認証の対象物であるこのパンフレットは、実利用者のみならず、代理店の方々が保険商品の説明を行う際に使うものです。
この対象物の目的は、実際に契約を検討しているお客さまだけでなく、このパンフレットを使って説明する方にとっても、使い勝手の良いものにすることを目的として、今回の認証に挑まれました。
今回の対象物は、いわゆる「自動車の保険のパンフレット」です。
自動車保険は、実利用者にとって、「自動車に乗る場合は、何かしら加入しないといけないとは理解しているが、どこの保険もだいたい同じような内容で、そんなに違いはないだろう」くらいのイメージしか持っていない方もおられます。
「きっと違いがあるとしても、保険料や事故などの時にもらえる保険金が多少違うくらい」と思っていたら、実際は自分や家族の状況に合わせた補償内容を理解して、適切に選ぶことで無駄のない安心な自動車ライフにつながるということを、意外と知らずに加入している方もおられます。
「保険料は安い方がうれしい!でも、どうせ入るなら、補償や事故などの対応がしっかりしている方がいい!」そんな実利用者の想いを叶えるためにも、「まずは自動車保険をしっかり理解していただきたい!」ということが、今回の対象物を作っている提供者の想いでもあります。さらに今回の対象物は、代理店が自動車保険を理解する際に教材代わりとして利用している方もいる、総合的なパンフレットという特徴もあります。
今回の実利用者UD認証では、「せっかく親切に記載しているのに読まれない箇所」や「良かれと思って、わかりやすくした工夫がかえって誤認の要因になっていた箇所」などの課題を見つけ、分析し、「実利用者と対象物との関係性構築に必要な流れ」や「実利用者がストレスなく自然に内容を理解していくための動線」などをポイントに、多くの改善を反映したことを確認致しましたので、認証となりました。今後の更なる改善にも期待しております。

→ 詳細をみる(実利用者UD認証サイトへ)

<事例2>(募集代理店)株式会社三井住友銀行・(引受保険会社)住友生命保険相互会社は「実利用者ユニバーサルデザイン」認証において、充実クラブJプラス 契約概要/注意喚起情報 兼 商品パンフレットが「実利用者検証済ユニバーサルデザイン」認証マークを取得しました。

評価のポイント

今回の認証の対象物は、保険の募集代理人である銀行員の方が、実利用者に「一時払終身保険」の内容や特徴やリスクを説明して、加入を検討してもらう際に利用するものです。
この対象物の目的は、一時払終身保険という「保険料の全額を最初に払うことで、一生涯保障の終身保険になる」という保険商品の特徴を正しく理解して、判断をしてもらうことです。
そもそも、一時払終身保険は、
・本人が死亡した際の保険金を受取人が請求する手続きが簡単である
・相続税対策として、相続時の非課税枠がある
・相続争いの解消や遺言の作成の手間がない など
資産を誰かに残したい人にとっては、上手なのこし方を選択できるというメリットがある保険です。しかし、「もう自分の年齢では入れる保険がない」と誤解している高齢な実利用者も多いため、リスクも含めて、正しく内容を理解してもらい、その上で判断をしてもらう必要があります。目的を実現するために、実利用者が対象物を利用する状況を提供者と制作会社が一緒に【実利用者行動観察ワークショップ】に臨み、「誤解を与えやすい箇所」や「本当の良さが伝わりにくい箇所」、「リスクを誤認させないためのポイント」などを中心に課題を抽出しました。
今回の実利用者UD認証では、「高齢な実利用者への直感的な理解の誘導」や「実利用者視点の読み手側への負荷軽減」を分析し、多くの改善に反映したことを確認致しましたので、認証となりました。今後の更なる改善にも期待しております。

→ 詳細をみる(実利用者UD認証サイトへ)

<事例3>(募集代理店)株式会社三井住友銀行・(引受保険会社)メディケア生命保険株式会社は「実利用者ユニバーサルデザイン」認証において、「メディフィット リターン」三井住友銀行用 契約概要/注意喚起情報 兼 商品パンフレットが「実利用者検証済ユニバーサルデザイン」認証マークを取得しました。 

評価のポイント

今回の認証の対象物は、保険の募集代理人である銀行員の方が、実利用者に「医療保険」の内容や特徴やリスクを説明して、加入を検討してもらう際に利用するものです。 
この対象物の目的は、「医療保険に加入し、病気やケガなどなかった場合でも、支払った保険料の全額、もしくは全額よりも多い額が戻ってくる」という保険商品の特徴を実利用者に理解してもらい、検討してもらうことです。そもそも、病気やケガをして、入院や手術をすると、いつもの生活費に追加で医療費の支払いが必要になります。その医療費の出費を補うことができるのが医療保険です。もちろん「健康に自信がある人」や、「掛け捨てがもったいないと感じている人」からすると、医療保険は必要ないと考える人もいますが、身内や知り合いの入院費用や、先進医療費の金額を知って驚いた人や、「突然の医療費の出費を避けたい」、「今は健康だけど、将来はどうなるかわからないから不安」と考える人にとっては、医療保険はニーズがあります。とはいえ、医療保険にニーズを感じていても、「結局、最後まで健康だったら、払った保険料がもったいない」、「病気になりたいわけじゃないけど損はしたくない」と考える実利用者からすると判断に迷いが出てくることも事実です。
この保険商品は、そんな「安心は欲しいけど、損はしたくない」という方の要望を叶えるような特徴が詰まった保険商品です。しかし、実利用者からすると「だいたいの保険は良いことしか言わない」とか、「実は条件が厳しいなどリスクがあるかもしれない」など、先入観がある方も多いため、誤解の解消も含めて、正しく内容を理解してもらい、その上で判断をしてもらう必要があります。
そのような目的を実現するために実利用者が対象物を利用する状況を提供者と制作会社が一緒に【実利用者行動観察ワークショップ】に臨み、「メリットが伝わりにくい箇所」や「丁寧に伝えようとしたのに逆に読み手に負荷がかかりそうな箇所」、「優良誤認を発生させないためのポイント」などを中心に課題を抽出しました。
今回の実利用者UD認証では、「実利用者視点の情報提供」や「提供者が想いを伝えたいけど伝わりにくかった箇所」などを分析し、多くの改善に反映したことを確認致しましたので、認証となりました。今後の更なる改善にも期待しております。

→ 詳細をみる(実利用者UD認証サイトへ)

<事例4>損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社は「実利用者ユニバーサルデザイン」認証において、ご契約内容のお知らせ(高齢者用)が「高齢者検証済ユニバーサルデザイン」認証マークを取得しました。

評価のポイント

今回の認証の対象物は、年に一度、保険契約者に送付されるものです。
この対象物の目的は、保険に加入している実利用者に以下のことを確認していただくことです。
・「自分が加入している保険の保障内容」の確認をしていただくこと
・ 「住所や連絡先などの変更」があれば、変更の手続きをしていただくこと
・ 「実は保険金・給付金の請求ができるのに、手続きを漏らしていないか」を確認していただくこと
・ 実利用者の安心をサポートするための「新しい制度や特約」を確認していただくこと 等
上記のことを確認することは、実利用者にとって、以下のようなメリットがあります。
・ 今、契約している保障内容だけで自分の用途や希望は満たされているかの確認ができる
・ 連絡先の変更手続きをきちんとしておくことで、請求手続きなどがスムーズになる
・ 保険金・給付金請求の手続き漏れに気付き、保険金・給付金を受け取ることができる
・ 自分では保険会社に連絡することができない場合に家族や代理の方を事前に指定しておくことで、連絡をとることができる制度を知り、利用することができる 等
しかし、実利用者からすると「毎年、書類がたくさん送られてきて、何から読めばいいのか、何をすればいいのか、わからない」という方も多く、後で読もうと思いながらも、気がつけば、読まないままになってしまう方もおられます。
そこで、対象物の目的を実現するために実利用者が対象物を利用する状況を、提供者と制作会社が一緒に【実利用者行動観察ワークショップ】に臨み、「具体的に何をしたらいいのか?」や「どこから読み進めればいいのか?」など、実利用者の迷いが生まれるポイントを中心に課題を抽出しました。
今回の実利用者UD認証では、「高齢な実利用者が直感的に理解できるための工夫」や「実利用者が読み進める上で、何に注意しながら読んでもらえば理解と行動を喚起できるのか」を分析し、多くの改善に反映したことを確認致しましたので、認証となりました。今後の更なる改善にも期待しております。

→ 詳細をみる(実利用者UD認証サイトへ)

<事例5>「高齢者検証済ユニバーサルデザイン」認証をジブラルタ生命保険株式会社の外貨建保険にかかる為替相場の変動リスクや途中解約時のリスク等ついて記載したパンフレット3種が取得。

評価のポイント

今回の認証の対象物は、利用者が保険を契約する前に、事前に注意点を理解してもらうために利用するものです。
この対象物の目的は、「外貨建(がいかだて)保険」の契約を検討するにあたって、保険の特徴の一つである「リスク管理」について、きちんと理解をしていただき、不安を無くしてもらうことです。
上記を理解することは、実利用者にとって、以下のようなメリットがあります。
・ きちんと理解することで、外貨建保険に対する余計な不安が減らせること。
・ 自分の保険について、自分のコントロールで管理がしやすくなること。
・ 金融分野における「リスク」の意味を理解し、保険の仕組みが理解しやすくなること。
しかし、実利用者からすると「外貨建保険は、円建保険よりもさらに難しいのに、リスクの説明をされると余計に不安になる」という方も多く、本当は自分が求めている保険の内容であっても、はじめから理解することを諦めてしまっている方もおられます。
そこで、対象物の目的を実現するために、提供者と制作会社が一緒に【実利用者行動観察ワークショップ】に臨み、「外貨建保険のリスクという特徴を伝えるための提供者と実利用者にある感じ方のギャップ」について、課題を抽出しました。
今回の実利用者UD認証では、「実利用者が読み進める上で、何が伝わりにくいのか」、「高齢な実利用者も理解しやすくなるための読みやすさの配慮」等を分析し、情報量の削減など多くの改善に反映したことを確認致しましたので、認証となりました。今後の更なる改善にも期待しております。 

<事例6>MS&ADインシュアランス グループの三井住友海上火災保険株式会社は「実利用者ユニバーサルデザイン」認証において、「自動車保険金請求書」が生損保業界で初めて「実利用者ユニバーサルデザイン」認証マークを取得しました。

評価のポイント

今回の認証の対象物は、自動車の保険に加入している方が、事故を起こした時などに、保険金を受け取る手続きを行う際に利用するものです。
この対象物の目的は、保険の契約者が、請求書に必要事項を記入する際に、迷いや間違いが発生せずにスムーズに記入して、保険金を安心して受け取っていただくことです。
その目的を実現するために実利用者が対象物を利用する状況を提供者と制作会社が一緒に行動観察ワークショップに臨み、「迷いが発生しやすい箇所」や「間違えやすい箇所」、「提供者にとって想定外の理解や行動をとってしまう箇所」などを中心に課題を抽出しました。
自動車を運転している実利用者にとって、事故や故障などのトラブルはなるべく避けたいものですが、万が一のトラブルの際に「入っていてよかった」と感じるのが、自動車保険です。しかし、保険金を受け取るには、当然、手続きが必要になります。
実利用者にとっては、事故が発生しただけでも大変な出来事なのに、保険金をもらうための手続きに困難があったり、誤記入で何度も書き直しが必要になると、さらに負担が増えてしまう可能性もあります。
だからこそ、提供者は、「請求書を記入する保険加入者の負担」をなるべく減らせるように努力を重ね、「間違えにくく、わかりやすい請求書」を目指しているのです。
今回の実利用者UD認証では、「実利用者の負担の軽減」や「実利用者視点のスムーズな動線」を分析し、多くの改善に反映したことを確認致しましたので、認証となりました。今後の更なる改善にも期待しております。

→ 詳細をみる(実利用者UD認証サイト)

報告4

ジツケンの収益は、修学旅行や社会科見学の受け入れ、小中学校への出前授業、UDコーディネーター教育のカリキュラム導入、インターンシップの受け入れなどの学校支援に活かされています。

実利用者研究機構では、小学校、中学校、高校、専門学校、短大、大学など様々な教育機関に対して、修学旅行の受け入れ、社会科見学の受け入れ、出前授業などをボランティアで行うほか、ユニバーサルデザインコーディネーター教育のカリキュラム導入を無料サポートしています。

今年もたくさんの学校が、修学旅行・社会科見学で訪問されました。

新城市立鳳来中学校
新城市立鳳来中学校
瑞穂私立ほずみ中学校
瑞穂私立ほずみ中学校
岐阜県神戸町立神戸中学校
岐阜県神戸町立神戸中学校
茨城県鉾田市立鉾田南中学校
茨城県鉾田市立鉾田南中学校
梅林中学校
梅林中学校
岐阜県瑞穂市立穂積北中学校
岐阜県瑞穂市立穂積北中学校
岐阜県瑞浪市立瑞浪北中学校
岐阜県瑞浪市立瑞浪北中学校

更新講座の課題

この1年間のUDコーディネーターとしての活動事例をお知らせください。ちょっとした事でもプロジェクトでも構いません。また、これから実施される活動でも可能ですので、来年の課題提出期限までにご報告ください。(500字程度)

※優秀な課題は他の受講生にご紹介させていただく場合がございます。
その場合は、掲載確認のご連絡はいたしませんので、掲載不可の場合はあらかじめご連絡ください。

何を書いて良いかわからない方は、こちらをご参考にしてください。

例えば、2018年の更新講座では、こんな報告がありました。 

 「UDコーディネータ更新講座2019年度」の課題の提出方法

【提出期限】来年度の更新講座まで。
【提出方法】メール・ファックスにて必要事項をご記入の上、提出してください。

メール:info@ud-web.com ファックス:03-6685-7443

  • 【件名】更新講座課題2019年度
  • 本文:
  • 名前 漢字(カナ)※必須
  • メールアドレス ※必須
  • 会社(学校)
  • 業種 ※必須
  • お持ちのUDC資格 ※必須
  • 認定番号
  • この1年間のコーディネーターとしての活動報告をお知らせください。(何件でも結構です。 )
    • 活動報告1※必須
      • タイトル「       」
      • 内容
    • 活動報告2
      • タイトル「       」
      • 内容

————- その他、登録情報変更がある場合はご連絡ください ————-

  • 住所(変更の場合)
  • 電話番号(変更の場合)
  • その他ご連絡事項があればご記入ください