UDコーディネート事例(2021年度)

「仕事」での優秀なコーディネート事例

【仕事】デザインとUD思考

準2級UDコーディネーター(印刷業)
3級取得時代からUDを絡めた提案をし、取り組んでいた得意先案件が受注に至り、継続して今も受注に至っています。
受注した時よりも「デザインが良くなった」と得意先より言葉をいただく度に、やってきたことが間違いではなかった、消費者にとって理解しやすく、理解しやすく、デザイン性もすぐれたものを創り上げることができていることを実感いたしました。
このような状況下で対面で「話す」ことが少なくなった環境では「読む」ことでどれだけ理解してもらえるかが重要で、そのポイントを抑えたものづくりができていることはUDの知見があったからこそだと思います。

【仕事】受講者側の目線にデザイン変更

準2級UDコーディネーター(通信業)
研修のテキストを作る際配慮した点。
・白黒印刷でも見やすいのか?
・ホチキス留めして使いやすいのか?
今までは投影した時の見栄えを意識して作成していました。
しかし集合研修がなくなりWEB研修のみとなりました。
受講生は手元に資料を用意し、投影資料は画面上の小さなものに変わりました。環境の変化に対応する事が必要と感じ「見やすい資料」から「使いやすい資料」を作成する事に配慮するように変わりました。これからも「研修が進めやすい」ではなく「受講生が受講後実務で活かせる」様に研修のデザインをしていきます。

【仕事】社内展示会向けウェブサイトデザイン

2級UDコーディネーター(デザイン)
社内展示会向けウェブサイトデザインでは、デザインを実施する前にどのようなサイトにしたいか発信部門と事前ヒアリングを綿密に行い、訪問者が個々の目的を達成するだけでなく継続的に訪問者同士がコンタクトを取り合える社内共創に向けたコンテンツの設計を行った。展示会の個々のテーマを基にディスカッションのしやすい場の設計、五感に訴えるパネル動画の放映、興味のあるテーマにおいてアーカイブ的な役割を担うコンテンツを用意した結果、使いやすいと多くの意見をもらうことができた。

【仕事】ディスプレイや仕様の変更

準2級UDコーディネーター(企画デザイン)
企画した商品を店舗でより多く販売・生産するために、3つの事を実践しました。
1.観光で来られるお客様も多いので、自由時間が限られており、急いで買い物をされます。色んな商品がある中、一瞬でコーナーを見つけて買いたい物を手に取ってもらえるよう、壁に「○○コーナー」のような案内を大きく作成し貼った。
2.商品の使い方をイメージしてもらう為、商品の横に使用例の写真を置いたり、Instagramへの誘導案内を貼ったところ、各売り場の滞在時間が増えた。
3.企画したお菓子を工房で詰める作業の際に、パッケージの素材が硬く組み立てに時間がかかっていた。作業効率が悪く、力もいる為、同じデザインで素材と形状のみ見直したところ生産スピードが改善された。

【仕事】字幕コンテンツ

2級UDコーディネーター(印刷業
コロナ禍での動画需要の中に、コンテンツへの字幕の付与も増加しています。耳の不自由な方の為だけでなく、音の出せない環境での動画の視聴における情報保障として字幕付与の依頼が増加しました。2003年から字幕制作に携わっており、最近では字幕作成について指導やレクチャーを行っております。

【仕事】テレワーク環境の整備

2級UDコーディネーター(企画ディレクター)
会社と同じくらいの高さの机と椅子を用意、会社でも家でもほぼ同じ姿勢でPC作業ができる様に環境を整えました。電源ケーブルとマウスを2セット用意。PCの持ち運びだけで済むようにもし、移動中の負荷も軽減するようにしました。ただでさえストレスの多い昨今、仕事のパフォーマンスを上げる/一定に保つことを考えた結果です。

【仕事】ホッチキスの止め方

1級UDコーディネーター(サービス業/消費者啓発
高齢者向けの消費者啓発講座に関わっています。ある時、バサバサと資料をめくる音がやけに大きく聞こえてくるのに気がつきました。実際の説明と高齢者の方々が資料で確認するのにタイムラグが出ているのが見て取れました。資料が二つあったのですが、よく見ていると、手の動きが横と上下の動きでした。そこで資料のホッチキスの止め方を同じ止め方にそろえていただき、手の動きが同じになるよう提案しました。これで使いやすさが大幅に改善されスムーズに流れるようになりました。

【仕事】オンラインプレゼン改善活動

2級UDコーディネーター(製造業
コロナ禍において、オンラインでのプレゼンでの伝わりやすさを課題と感じ、改善できる方法を検討しました。 改善点は、自分のプレゼンを動画撮影できるため、自分自身の行動や資料などを観察することで改善案など検討できました。 資料作成の方法に関しては、基本的に画面越しで細かい文字は読みづらい、さらに、相手のモニターや画面のサイズにより視認できるサイズも異なるという点に気づき、対策としては、相手がどんなサイズで視認するかを想定し、文字サイズを大きく、細かい図での説明箇所では別途拡大の図を用意するということを実施しました。

【仕事】テレワークのフロー改善

2級UDコーディネーター(情報処理・IT
テレワークのフロー改善に取り組み始めている。当初は漠然と同じ業務内容を会社でやるか家でやるかの違いくらいではあったが、全業務の中で「出社時に効率が良いもの、出社時にしかできないもの」「テレワーク時のほうが効率が良いもの、テレワークでもできること」をわかりやすく分類し、フローの構築をおこなった。
それにより効率化・無駄のない業務計画を立てて進めることができるようになり、時間外時間の削減効果も出すことができた。

【仕事】メールのいいねボタン

2級UDコーディネーター(航空業
わが社では無用にメールを増やさないよう、いいねボタンの活用が推奨されています。
しかし、その使い方は人それぞれ。目を通した事を示すため、すべてのメールにいいねを押すメンバーがいることに気付いたのは、昨冬あたりでした。当時はさほど問題なかったので少し様子を見ていましたが、遂にその時が。
依頼メールにもいいねを押してしまっていたところ、相手には依頼を引き受けたと捉えられ、いいねを押した当人には引き受けたつもりもなく、と、危うく作業漏れに繋がるところでした。当人を含め関連するメンバーに、なにが原因なのかを問いかけ、言葉で返すべき場面との使い分けを皆で学び直すことができました。トラブルはその後発生していません。

【仕事】在庫管理の可視化

2級UDコーディネーター(学校事務
学校内での消耗品の管理は、前任の担当者からの引継ぎも資料もなく、上司からの口頭指示のみだったので、品目別に在庫チェックの表を作成しました。(現在も作成中)
以前も在庫管理の紙はありましたが、体裁などがばらばらで使用しづらかったので、体裁を整え、チェックの記載は日付と数量だけ、そして発注予定数も記載できるようにしました。併せて、新たに購入した消耗品には箱などに入荷日を記して、定期的な在庫チェックに活用しています。
特に紙類はチェック表で定期的に在庫数を確認することで、その動向や前回いつ頃発注したかがざっくりわかるようになりました。視覚的に在庫数を示せるので、発注提案もほとんど問題なく通るようになりました。(発注については決定権がなく、お伺いを立てる状況)。また、実際に消耗品を使用している他のサポートスタッフにも積極的にヒヤリングし、情報収集することで、在庫チェックのタイミングを早めたりなどの対応が可能になりました。

【仕事】以前取り組んだサイン計画なのですが

2級UDコーディネーター(製造業
今年の事ではないのですが、以前仕事でサイン計画をした施設が、今年とある講習で評価されたとのことで少し書かせて頂きます。
そこの施設は広告がすごく多い施設でした。誘導サインは施設ごとにカラー分けしていてサイン自体はわかりやすいのですが、お客様からスタッフへの問いが多いとのことで、もっとサインで分かりやすく目立つように、と要望がありカラー分けもいろいろと多くなっていたようです。
それでも改善されないのでどうしたらよいかと相談されたので、いっそのことカラー無にシンプルにしてみては?と提案してみました。初めは「うーん、それでサイン目立つかな?」と言われましたが広告の多い施設で、季節ごとに広告も変わるので派手なサインは広告と同化してしまうのであえてシンプルに。と提案し、取り敢えず試作である一部だけ変えてみました。すると広告の中にシンプルなサインが引き立って良く分かるようになりました。提案が通りすべてのサインを変更し現在ではわかりやすいサインとして評価されているようです。

【仕事】仕事の依頼のしかた

準1級UDコーディネーター(教育・研究業
仕事を依頼する時、相手の能力や仕事の状況を想像して依頼することが大事だと思う。
例えばグループで書類整理をする際、「書類リストの一覧があればもれなくできるし効率も良いから」と書類リストの一覧を提出するよう強く要望する人がいた。「書類リストの一覧があればもれなくできるし効率も良い」ということ自体は正しいことである。しかし、依頼された人は正しいがゆえに困っている様子が伺えた。書類リストを系統立てて整備していなく、他の業務で手一杯であり、他の仕事の優先順位が高い中で書類リストを提出するということは、他の優先順位の高い仕事を後回しにして書類リストを出すために現存のデータ整理から始めなくてはならないからだ。エクセルの機能をうまく使って効率よくデータ整理をすることも得意でないと思われた。
そのようなときは、完璧なものを要求するのではなく、できる範囲で効率の良いやり方を一緒に考え着地点を見つけるように調整している。
相手の立場を想像することは、ユニバーサルデザインで勉強した「概念モデル」と通じるところがあると思う。相手の「概念モデル」を考えながら着地点を見つけ、総合的に効率の良いやり方をコーディネートするのもユニバーサルデザインコーディネータの役割の一つだと思う。

「生活」での優秀なコーディネート事例

【生活】父の毎食後の薬の管理「のみ忘れコースター」

準2級UDコーディネーター(製造業
80歳を過ぎた父は毎食後にクリニックで服用された薬をのまなければならない。
父は朝が早く、私たちが起き出す頃にはすでに朝食をとり、薬の服用も終えている。妻も働きに出ているため、昼食も一人で済ませることが多い。歳のせいもあり、最近は物忘れが多くなり、薬ののみ忘れや、のんだことを忘れて繰り返しのんだのか、薬の在庫量が明らかに合わなくなってきており、健康面での不安が大きくなってきた。
そこで妻に相談し、10cm角程度の厚手の布に「朝食後」、「昼食後」と刺繍をした「のみ忘れコースター」なるものを作ってもらった。前日の夜に私か家内が、それぞれの「のみ忘れコースター」に必要な分の薬を乗せ、食卓テーブルの上においておく。薬をのみ終えた父は、食卓テーブルに置かれた回収箱にコースターを回収する仕組みだ。これにより父はのむべきくすりが一目で分かり、私たちは間違いなく薬をのんだ事が一目で分かる。これで暫くは安心である。

【生活】母親の起き上がり補助

2級UDコーディネーター(サービス業
今年、母親が89歳になりました。コロナ禍のため、外出する機会が減り、脚力の衰えが目立つようになりました。就寝はベットに寝るので問題ないのですが、疲れてつい畳の上に寝て起き上がる時に脚に力が入らず、思うように立ち上がれないとこぼしていました。寝ている状態(仰向け)から急に起き上がることは難しく、杖を使うとケガをする可能性が高く(いつも杖を持って寝るとは限らないので)、起き上がり方を教えました。1.必ずうつぶせになり、手を使って身体を起こしてから脚に力を入れること。2.壁やソファーなど支えになるモノが近くにあるなら自分の身体をゴロゴロと転がしていき、支えに手がついたらつたって起きることを教えました。最初はあまり乗る気ではなかったですが、自分の負担が楽になることがわかってから、うまく使ってくれています。

【生活】「バリアフリー」と「ユニバーサルデザイン」

2級UDコーディネーター(広告デザイン
私の息子の中学校では事例をもとにだとは思うのですが、全学年の教室の生徒用椅子にテニスボールを取り付けています。この取り組みは聴覚に障害をもった生徒から始まったとのことです。補聴器をつけた生徒にとっては、話し声だけではなく色々な音も拾ってしまい、特に椅子の引きずった音は想像以上に大きく聞こえてしまうらしいのです。そこで古いテニスボールをつけ音が出ないようにしたそうです。この取り組みで聴覚に障害のある生徒も集中して会話が聞こえるようになりました。このように障害のある人も不自由なく生活できる考え方が「バリアフリー」。しばらくするとこの取り組みによって教室の中は落ち着いた雰囲気が醸しだされるようになりました。授業の始めと終わりの号令の際の椅子を引きずる嫌な音が無くなることで予想以上にメリハリのある生活に変わっていたそうです。こうした障害有る無しに限らず全ての人に効果があるように改善していく考えが「ユニバーサルデザイン」。息子にとってはまだ理解しにくい「バリアフリー」と「ユニバーサルデザイン」ですがそれぞれの考え方、取り組み方を知る大きな1歩であったことは間違いないと思います。

【生活】家族のスケジュール管理

準1級UDコーディネーター(印刷業
我が家は夫婦、子ども2人の4人暮らしです。子どもは現在小学生と保育園児。たいてい私が家族のスケジュールを把握したり、必要なものを準備したりしていました。
子どもが2人とも保育園に通っていたときはほとんど同じスケジュールだったので、しなければいけないことは難なく頭に入れることができていました。が、別になった今、それぞれイベントもお弁当の日も持ち物もバラバラ… 重要なお便りは壁に貼ってすぐ確認できるようにしていましたが、共働きということもあり(時間の余裕がない)直前になって準備をしていないことに気づき焦る、ということが多々ありました。そこで、日々の予定を書き込めるホワイトボードを一つ購入しました。それを毎日必ず立つキッチンの壁に掛け、4人分のスケジュールをまとめて日にちごとに書き込むことにしました(提出する書類の期限やイベント、お弁当の日など)すると、日程管理がしやすくなり、毎日意識しなくても目に入ってくるので、忘れることがなくなりました。さらに、料理好きな夫の目にも自然と入っていたようで、夫も子どもたちの予定を把握してくれるようになり、準備をしてくれるようになりました。
私としてはスケジュール管理が容易にでき、夫が手伝ってくれるようになったので一石二鳥でした。

【生活】鍵の閉め忘れ対策

準2級UDコーディネーター(電子機器製造業
私が本講座を受講したのは一昨年になりますが、一番の変化は ”行動を観察、分析して対策を立てる”ということを意識するようになったことだと感じています。”常にそう在る”とまではなかなかいきませんが・・・。
最近の出来事ですが、帰宅後、鍵の閉め忘れが多くなっていました。一人暮らし歴20年弱、結婚してから10年、その間、そういうことは無かったのですが、おそらくコロナ禍で「マスクを取って、マスクを玄関のごみ箱に捨てて」の手順が入ってしまったからなのだろうと思います。最初はうっかりミスだろうと妻も私も思っていたのですが、あまりに続くので、玄関、洗面所、トイレに「鍵は閉めましたか?」と大きな貼り紙をされる始末。それでも収まりませんでした。
そこでようやく、自分の行動を分析。記憶をたどると、鍵を開けて玄関に入り、手洗いを終えるまでところどころを無意識に行っている様子。さらに、無意識のレベルが日によってまちまち。人より無意識の度合いが強いようでもありました。そうであれば、貼り紙等、視覚や聴覚への注意喚起は無駄、と考え、玄関の内ロックの横に鍵置き場を作る、という方向に方針転換しました。百円均一でフックと紐を買い、玄関のロックのできるだけ近くに鍵をひっかけられるようにしました。それから1ヶ月程度たちますが、今のところ閉め忘れはゼロです。
今は、食事に興味のない家の犬が、どうやったら喜んで食べてくれるようになるか、行動を観察しています。

【生活】一人暮らしの母親の日常の見直し

2級UDコーディネーター(食品メーカー
一人暮らしの母親の日常生活の中で、危険ではないかと思われることの改善・より安全に行えそうな方法への見直しを行いました。
離れて暮らしているため、帰省した際に母親の家事(掃除・洗濯等)、日常行動を観察し、より安全な方法の提案をしました。
1.風呂掃除方法として、以前からの習慣として、湯舟へ乗り出してこすり洗いしていたため、風呂洗いブラシを使うことにし、風呂釜洗いも湯舟に入って水を流してもらうようにしました。
2.長いクイックルワイパーで階段の掃き掃除をしていたため、片手で手すりを持ち、片手でワイパーを使い、かなり危ない状態でした。「片手は手すりを持つ」ことを条件に、その状態でも可能な方法を探し、結論として、片手でも使える、軽いものとして「ハンディワイパー」で掃き下ろした後、一番下でごみを取るようにしました。
母親自身は、若い時から続けていることで、特に不便や危険と感じていない行動でしたが、改めて見ていると改善した方が良いと思われる行動でした。
最初は、長年の慣れたやり方を変えることに抵抗があったようですが、実際にやってみると、そちらの方がやりやすいと感じているようです。他にも、習慣的に続けていることで見直すとよいことがあると思いますので、続けて改善していきたいと思っています。

【生活】子供の小学校のプリント類の整理

準2級UDコーディネーター(印刷業
今年から子供が小学校に入学したのですが、学校から配布されるプリント類が多く、配布された順から適当に冷蔵庫などに貼り付けていたのですが、何枚も重なって確認するのが大変だったり、いざ必要な時に必要なプリントが見つからなかったりといろいろと問題が出てきたので、壁の一面にマグネットシートを貼り付け、大きな小学校のプリント掲示板にしました。マスキングテープでエリア分けをし、定例で配布されるプリントは位置を固定し、子供でも貼れる位置に設置しました。併せてホワイトボードも設置し自由にメモできるようにしました。子供も自主的に貼るようになり、親にとっても管理しやすく、見やすくなり非常に良い改善となりました。

【生活】私の苦手なことを見つめなおす

2級UDコーディネーター(サービス業
テレワークで自宅にいる時間が圧倒的に多くなりましたが、どうしても何かに追われているような気持になり、落ち着かない日々が続きました。「何かしなければならない」「ちゃんとしなければいけない」と、自分に呪縛をかけているようでした。そこで、「自分の好きなこと」、「やりたい事」、「あんまり好きじゃない(苦手)がやらなきゃいけない事」、「やらなくてもいい事」など、家事の実利用者検証をしてみました。
私は家の中の作業で洗濯物を畳むのが苦手ということを発見しました。だからといって、洗濯物を畳まずに山積みにしているわけではありませんでした。ちゃんとしなければいけない呪縛で畳む作業と引き出しに片づけるのに思った以上に時間がかかっているのです。
これを解消するために、畳む作業を可能な限りせずに済む方法を考えクローゼットを改造しました。
乾いた洗濯物は干したまま(ハンガーやピンチにつるしたまま)で取り込み、そのまま収納。そのまま着用。洗濯後はそのまま収納のループにしました。下着やストッキングなどは、ほとんど決まったルーティーンがあるようで、タンスに片づけなくてもつるしたままで問題ないことがわかりました。
ほんの小さな事ですが、ちゃんとするの基準を変えることで洗濯のハードルが低くなり時間に少し余裕ができ気分的に楽になりました。

【生活】家族洗濯問題

準2級UDコーディネーター(小売業
家族4名(夫、娘2人)日々、仕事、家事に追われていました。特に次女の部活用部着の大量洗濯。昨年より思い切って、洗濯は各自で行う提案、検証(3か月)を行いました。
準備したのは、家族4名分の洗濯カゴ、自身が好む柔軟剤(香り)。買い物は増えましたが、3ヶ月の検証を終え2年近くたちますがそれぞれ好きな香りを探しながら実行中です。

【生活】リモコンがなくならない工夫

準2級UDコーディネーター(書籍編集
我が家は5人家族、大人2人子供3人です。皆がテレビをつけてはいろんな場所にリモコンを放置するので、しょっちゅう「リモコンどこ?(怒)」と誰かがイライラしていました。おもちゃ箱の中とか、ランドセルの中とか、別の部屋とか、玄関とか…「分からんやろう!」という所から出てくることも多かったです。解決策として、私がリモコン立てを買ってきて、そこに置くようにしようと話しました。しかし、解決しませんでした。リモコン立てに置くのは私だけで、私以外の家族はいろんな場所に放置する癖が治らず、私のイライラは増すばかり。
そこで夫がテレビの主電源にペットボトルキャップを被せて貼り付け、主電源を押せないようにしました。すると、リモコンがなくならなくなったのです!リモコン立てに置かずとも、すぐに気づける場所に置かれるようになりました。思い返すと、リモコンが見つからない場合、テレビについている主電源ボタンやチャンネル切換ボタンで、その場しのぎの対処をしていました。しかし主電源が使えないとなると、「リモコンを使うしかない→リモコンを無くすわけにはいかない」という思いが無意識のうちに湧いたのだと思います。そのため、リモコンを分かる範囲内に放置するよう、行動が変わったのだと思います。私自身も「リモコン立てに置かないと嫌」ではなく「リモコンがすぐ見つからないのが嫌」だったのだと気づき、すぐ見つかる範囲で放置されているのは許容できるようになりました。
夫の思いがけない行動が、不便ではなく、我が家にとってはUDコーディネートだったのだと気づき、一人で大変感動した次第です。

【生活】人混みの中での振る舞い

準1級UDコーディネーター(広告・デザイン
まちなかや駅などの混んだところでイライラしてしまうことをやめたいと思っていました。狭いところでも譲らないとか並んでいるのに割り込んでくるとかいったことについイライラしてしまいます。
おそらく相手は時間的にも気持ち的にも余裕がないのではと思ったため、譲るということを徹底してみました。電車に乗るときに割り込みされてムッとするくらいなら自分は最後に乗り、狭い歩道ですれ違う時も向こうからくる人が複数人であっても相手を先に通すという感じです。
そうすると相手も譲りモードになり、逆にお先にどうぞという感じになることが多いのです。譲られることでその人に少しゆとりが出て我先にという行動が緩和されるのかと思いました。